2020-01-01から1年間の記事一覧
県の公安委員会から見覚えのある封書が届いた。 「運転免許証更新に関わるお知らせ」とあるが、中身は「認知機能検査通知書」 である。ただの更新手続きを、5か月以上も前から始めなければならないなんて 面倒なことだなあと思いながらも、ルールだから仕方…
とっくの昔に決着していたと思っていた嫌な事件が、実は終わっていなかったようだ。 その事件とは、2012年(H24)10月に対馬市で起きた、韓国人窃盗団による仏像等 盗難事件である。 盗まれたのは 国指定重要文化財「銅像如来立像」(海神神社) 長崎県指定…
オリンピックをはじめ、楽しみにしていたことがことごとく先送りになって、何もいいことが思い出せない今年、最後に少しだけうれしいプレゼントをもらったように思う。 本来なら6月に行われたはずの全米女子オープンが12月開催となって、日本からは19人 の選…
ある論文が小さな波紋を広げている。 その論文とは、GoToトラベルとコロナ感染の関連性を調査したもので、12月6日 インターネット上に公開された。通例のいわゆる査読を受ける前の状態なのだが、 緊急性があるため発表したのだという。明らかに国内向けの内…
男系の男子とは 皇室典範の第1条には、 “皇位は皇統に属する男系の男子がこれを継承する” と定められている。 男系の男子と明記されたのは明治22年の旧典範からであるが、皇室典範など なかった古代から男系は一貫して守られてきた。奈良期、江戸期にあった …
できれば死ぬ前に見届けたいことが二つある。 一つは憲法改正で既に述べた。もう一つは皇室典範の改正である。端的に言えば、 女系/女性天皇容認の是非についてである。 恐れ多いテーマであり、自身迷いもあるが、経緯を振り返りながら考えをまとめ てみたい…
明日11月14日の夜、世界中の著名な建造物や公園などの一部が、ブルーの照明で ライトアップされるはずです。例えば、エンパイヤステートビル、ナイアガラの滝 オペラハウス、日本なら東京タワーや錦帯橋などです。 もう10年以上続いている割には知られていま…
日頃、最も身近な市長選挙にもまるで関心がないのに、なぜか気になる投票が 二つ続いた。一つは11月1日に行われた大阪都構想の賛否を問う住民投票で あり、もう一つはアメリカ大統領選挙である。 他人事に近いこのふたつのイベントに興味をそそられた訳は、…
例年だと日本シリーズも決着の時を迎えていそうなこの時期、26日のソフトバンク に続いて30日の巨人と、数試合を残してセ・パ両リーグの優勝チームが決まった。 今年のペナントレースは、新型コロナの影響で開幕が大幅に遅れ、6月19日からの 140日間で120試…
2020.10.24、ホンジュラスが新たに加わり、核兵器禁止条約を批准した国が 50か国に達した。規定により、90日後の来年1月22日にこの条約が発効する ことを国連が発表した。 26日、日本の主要メディア(特に新聞)は、このニュースを大きくとらえ、一斉に 報じ…
ヒトの腸は8m前後あり、それを裂いて広げれば畳20畳ほどにもなるという。 そしてその内壁には、1000種100兆個以上とも言われる「腸内細菌」が棲んでいる。 その様子を、誰かがお花畑に例えて「腸内フローラ」と呼び、その名が定着した。 腸内フローラは、個…
家の電話が鳴ったとき、決めているわけではないが、我が家では原則妻がとる。 私では、たいてい交代することになるからである。 妻の友人たち(つまりは高齢のご婦人たち)は、固定電話をよく使う。 たしかに、携帯電話とはまことに無作法なツールで、彼女た…
日本学術会議は各学界を代表する210名の専門家で構成され、任期は6年、 その半数が3年毎に改選される。戦前にあった「学術研究会議」に代わって 戦後まもなくの(つまりGHQ支配下の)昭和24年に設立されたもので、 歴史は古い。 候補者の選出は紆余曲折を経…
9.27、女優 否、今や大女優の名がふさわしい竹内結子の突然の訃報は、 内外に少なからぬショックを与えている。 しかも、それが自殺らしいということで、衝撃は何倍にも膨れ上がった。 “人の心は分からない” という説に異を唱えるつもりはないが、 一家だん…
「いちばん大事なこと」というのは養老孟司先生の本の題名です。 その帯封に、“人類は百年後までまともに生き延びられるか!?” と書いてある通り、先生はこの本で環境問題を取り上げています。 人は誰でもそれぞれの人生において、“一番大事なこと(もの)…
菅新総理の安倍路線継承方針は、内外共に概ね好意的に捉えられ、 各国から祝福のメッセージが届けられる中、戦後最悪の関係といわれる お隣韓国の反応はどうなのか、韓国メディアの日本語版を中心に ざっと おさらいをしてみた。 菅官房長官が有力な後継候補…
9.16、菅新内閣が発足した。 安倍首相の突然の辞任表明から、さしたる混乱もなく、 スピード感満載の交代劇は、コロナ禍のこの時期、 国民にとっては一つの安心材料になったと感じる。 どうやら、菅さんが独りで決めたらしい新閣僚の顔ぶれは、 再任8、横滑…
8.28、安倍首相が記者会見を開き辞任を表明した。 持病の潰瘍性大腸炎再発により、今後の政権運営に自信を持てず、 このタイミングしかないと判断したというものだ。 辞任を決断したのは、検査結果を聞いた8.24であると説明されたが、 その日は奇しくも連続…
8.25(火)、神宮球場での巨人ヤクルト11回戦は、巨人ファンならずとも 注目の一戦であった。 それは先発に予定されている菅野投手に、この試合に勝てば堀内以来、 実に54年ぶりの「開幕9連勝」という記録がかかっていたからである。 私も前の週から楽しみに…
日本の将来を考えるとき、気になるのはやはり中国の“これから”である。 ほとんどの専門家が、“中国のGDPは2020年代にアメリカを抜く”と予想 している。人口が4倍もあるのだから驚くには値しないが、この勢いは どこまで・・・というより、勢いに任せた横…
報道によると、今年の戦没者追悼式典は、40のうちの37が中止 または規模縮小の開催となったようです。 勿論それは新型コロナの影響です。 例によってメディアは、紙面の多くを特集記事で埋めていますが、 特に目新しいものは見当たりません。 おそらくは…
先月(7月)24日、毎日新聞の一面トップに「ALS患者を嘱託殺人」 という事件が報じられて以来、そのことが頭から離れない。 元来自分は、尊厳死・安楽死についてはどちらかと言えば肯定的で、 「自死」に関しても全否定するような宗教観は持っていない。 …
世界に蔓延する新型コロナの真相 -とくに日本や東アジアの死者数が欧米に比して桁違いに少ない 理由について― 昨日(7.27)、京大の上久保教授と順天堂大の奥村教授による 驚くべき新説が発表されたはずなのだが、新聞・TVは、 どうやら無視する気配であ…
「まだ死にたくない!なんて声高に言える年じゃないけど、 コロナでは死にたくないわ」と妻が言う。 その通り。後期高齢者ともなれば、「死」は「死ぬか生きるか」 ではなく、「いつ死ぬか、何で死ぬか」という形で目の前にある。 7月に入り、あたかも感染者…
「和魂洋才」という言葉があります。 辞書などによると、“心には日本人としての大和魂を持ち、 西洋の学問を活用するという意味。元々あった「和魂漢才」を もじったもので、明治以降使われるようになった“ と説明されています。 この言葉の底には、もてはや…
6月30日、中国全人代は、香港での反体制活動などを禁じる 「国家安全維持法」を可決し、早くも翌日には多数の活動家 が逮捕されるという事態となった。 この法律、以前から、香港の法律として制定しようと画策していた 案件なのだが、2003年の「国家安全条例…
筆者は、コロナの影響と対策の良否を評価するには、 「死亡数」に注目すべきであると何度か述べてきた。 それも、コロナ原因に絞るのではなく、全体の死亡数- 極論すれば平均寿命にどう影響したか―といった視点が 必要ではないかと主張(遠吠え)してきた。…
「この世はみな偶然の産物である」 こんな言葉を平気で口にすることができるのは、 私がいわゆるインフルエンサーではないからで、 もしそうなら、宗教を信じる人たちーとくに一神教の信者からの、 集中砲火を浴びることになるかもしれません。 しかし、考え…
取材活動に制約があるのか、新聞・テレビのニュースがショボい。 ところが、記事や番組の内容は、むしろ充実している。 特集記事やアーカイブスのおかげなのだが、それは、 ほとんど役に立たず、真偽さえ定かでない、いわばジャンクのような 情報の洪水に流…
DNAの二重らせん構造を発見して、1962年のノーベル医学生理学賞を受賞した F.クリックは、1994年に著した「The Astonishing Hypothesis」(驚くべき仮説: 邦題「DNAに魂はあるか」)のなかで、こう述べています。 “私の言う「驚くべき仮説」とは、 あなた-…