2020-01-01から1年間の記事一覧
ファクターXというのは、 誰もが知るノーベル賞受賞者山中先生から出た言葉である。 “日本の新型コロナ感染被害が、その対策の甘さに比して緩やかなのは、 何らかの知られざる要因が隠されているに違いないという主張だ。 山中先生は、文芸春秋6月号の橋下…
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のチームが、注目すべき事実を発表した。 この大学、今や信用ならないWHOに代わって、最も信頼される存在なのだから 重みがある。 医学分野のノーベル賞受賞者は16人を数え、未だ感染者ゼロという岩手県の、 達増拓也知事…
5.25、とり残されていた首都圏と北海道の「緊急事態宣言」が解除され、 新聞の見出しに従えば「全面解除」となった。 しかし、これがゴールでないことは、 言う方も聞く方も十分承知しているわけで、 「で?」とでも言いたいような、少々しらけた発表の場と…
何ともまあ品のない事件が起きてしまった。 「よりによって・・」 「こともあろうに・・」 「○○ともあろうものが」といった、 普段あまり使わない言葉を総動員しても、 まだ足りないほどの呆れたスキャンダルである。 週刊文春が報じた、東京高検黒川検事長…
今日(5/21)、近畿3府県の緊急事態宣言が、予想通り解除された。 ここまでの吉村大阪府知事の手腕は、各方面から高く評価されているが、 私も同感である。 今回のパンデミックを、セキュリティの問題として捉えているのは、 彼だけかもしれないと思ったりも…
前回(Y-16)で、「NOと言わない人生もある」を書きましたが、 かなり古い記憶がベースとなっているので、少々気になって 「『NO』と言える日本」を取り寄せ、読み返してみました。 記憶とはー“私の”と云うべきかもしれませんがーいい加減なものです。 実は…
「NOと言える日本」がベストセラーになったのは 1989年のことでした。 石原慎太郎とソニーの盛田さんという珍しい共著で、 もう30年以上も前のことになります。 本のタイトルは、おそらく編集者によるものでしょうが、 よほどインパクトがあったとみえて、そ…
私はこの頃、 「マスメディアを誤解していたかもしれない」 と思い始めている。 一般論として、 「マスメディアは、敗戦を機に180度向きを変えた」 と語られることが多い。 つまり、「鬼畜米英」などの感情むき出しの口調で、 一貫して国民を煽り続けていた…
かれこれ20数年、飽きもせず川沿いの道を散歩している。 その間に、 バレーボール選手ほどしかなかった桜の苗木は大木となり、 護岸工事が進んでカワセミの姿が減った。 それらは、いつの間にか徐々に変化してきた現象なのだが、 中には急変した現象もある。…
観るのをやめていたテレ朝モーニングショーを, 久しぶりに覗いてみて驚いた。 他局はもう出口戦略が主な話題となっているのに、 相変わらずの初動対処批判とPCR検査を増やせ の一点張りなのである。 しかも今朝(5.7)は、いつもの岡田氏に加えて、強力な助…
日本のコロナ汚染が始まって約3.5か月、 ようやく、まともな議論が始まったような気がしている。 具体的には次の3点だ。 「死亡数」を評価尺度に取り上げるようになったこと。 これまでメディアは、PCR検査数が少なすぎること に焦点を合わせて、日本の対応…
冷めたG.W.は、東京都の新たな感染者 連続50人切で始まり、 ようやく自粛効果が・・と一瞬湧きたったが、その後は再び 160人越えの連続にもどってしまった。 多くの人ががっかりすると同時に、このウィルスとの戦いが 容易ならざるものであることを、改めて…
“自分探しの旅に出る” この言葉は、 サッカーの元日本代表N選手が、自身の引退会見で発表した ”今後の予定” でした。 あの時は、 “かっこいい!” という反応とともに、 “自分は「探す」ものではなくて、「つくる」ものだ” というツッコミもあって、すこしば…
このところ、世界中から発信される情報の大半が、 新型コロナウィルスの話題で占められています。 いわば、情報社会にも“パンデミック”が発生している かのような有様です。 しかし、よく考えてみると、 世の中が比較的平穏なときにあっても、 流れるニュー…
前回の「敢えての安倍弁護」で、 酔いに任せて、大先生二人の実名を挙げて批判した。 何となく後味が悪く、あくる日は、 削除するか反省文を書くか、そのどちらかしかないなと 一旦は思った。しかし、外国メディアの日本語版など 少々手を広げて調べた結果、…
このところ、識者の安倍政権批判が目立つような気がする。 その代表として二方のご意見を取り上げ、あえて反論してみたい。 まず、ファンの一人である私ながら、 「あれれ?」と思った文春オンライン(週刊文春4.9)の記事。 内田樹先生の “「無策な安倍政権…
かれこれ一か月、ささやかな自粛を続けている。 誰も来ないし、パチンコにも行かない。 しかし、そんなことは、さほど苦にはならない。 辛いのはスポーツ中継がないことだ。 何せ、「今年はショーヘイ、しぶこ、Olympic」 と年賀状に書いたほど、大いなる期…
遂にというか、やはりというべきか、 なんと今朝(4.16)のテレ朝モーニングショーは、 ノーベル賞受賞者の本庶佑先生を”みこし”に乗せて、 またもや PCR検査拡大の必要性を訴えた。 出来る限りPCR検査を拡大して無症状の感染者を摘出し 隔離する必要がある…
長々とこの「祖国とは国語」というテーマで、 「日本人が守るべき最後の砦は国語」である という話を続けてきましたが、読み返してみると、 もう一つ説得力がないようにも感じます。 それは私の表現力の限界でもあるわけですが、もうひとつ 「それは何のため…
敢えて、袋叩きになりそうな題をつけたが、それには理由がある。 いつの時代にも変なことをいう輩がいるが、そのすべてが必ずしも “悪”というわけでもなかったし、むしろ私はそんな人が好きな性格 だからである。 そしてときどき、そんな人の真似をしてみた…
・・(Y-11) のつづきです・・ <日本語の豊かさ> ☆外国人にとっての日本語 ☆ お笑い世界のM-1などにも出場し、一時人気者となった、 アメリカ生まれの「厚切りジェイソン」という芸人がいます。 しばらく姿を見かけませんが、彼の得意ネタに 「漢字難しい…
遂にというか、ようやくと云うべきか、 今日4月7日、安倍首相が「緊急事態宣言」を発出し、 19時から記者会見を行った。 既に、その内容は報じられていたからか、さしたる反響はなく 落ち着いたものであった。 というより、その地域として指定された7都…
・・・(Y-10)のつづきです・・・ <日本人の造語センス> 始まりは1984年らしいのですが、毎年12月1日に 「新語・流行語大賞」が発表されます。 新語の中には、例えば「朝シャン」などのように、 広辞苑に採用されるものもあれば、 いつの間にか忘…
...( Y-9 )の続きです... <表意文字と表音文字の合体> 表意文字と表音文字を融合させた日本語の優位性を語る前に、 まず「バカの壁」などでおなじみの養老孟司先生のおどろくべき 話を取り上げたいと思います。 養老先生によると、 “・・脳の部位に損傷…
<日本人が守るべきもの> 私と同僚の「日本が守るべきものは何か」という議論は、 つまるところ、「国体の継続」というところにたどり着きましたが、 二人とも、まだ何か究極の価値にたどり着いていないような ”物足りなさ“を感じていました。 そして、ごく…
今回のブログは、 4月1日のデータをもとにして 2日に一旦書き上げたものだが、 2日当日の感染者数が3日連続となる記録更新で、 オーバーシュートの気配も感じられる様相だったので、 笑われるだけかと思いアップするのを中断したものである。 ところが、今日…
<日本が守るべきもの> その昔、 「日本が守るべきものは何か」 ということで、ある同僚と議論したことが在りました。 きっかけは、自衛官が起こした不祥事に対して、 あるコメンテーターが、 「国民の生命と財産を守るべき自衛官が・・・」 と非難発言をし…
当ブログの第1回、のテーマは、 「人生は途中で終わるもの」であり、 第2回は「人は死なない」であった。 まさにそれを証明するかのような 「変なおじさん」の急死である。 マルチタレント「志村けん」は、今月17日から 体調を崩し、20日入院、23日新型コロ…
「贅沢だ!」と叱られそうだが、 一年中スポーツ中継ばかり追っかけていた身には、 辛い毎日が続いている。 とくに今年は、 MLBを含めて、プロ野球中継を楽しみにしていたので、 欲求不満が募る。 仕方なく、無観客の練習試合などを見ているのだが、 これが…
哲学者ならずとも、誰でも 「人間ってなんだろう・・・」と考えることが、 一度や二度はあると思います。 そして、この疑問から多くの名言や格言が生まれています。 最も有名なのは、パスカルが残した言葉、 「人間は一本の葦に過ぎない。だがそれは考える葦…