樗木(ちょぼく)の遺言と爺怪説

愛国的好奇高齢者の遺言と違和感をエッセイ風に・・・

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

メディアの目(J-27)

筆者は、コロナの影響と対策の良否を評価するには、 「死亡数」に注目すべきであると何度か述べてきた。 それも、コロナ原因に絞るのではなく、全体の死亡数- 極論すれば平均寿命にどう影響したか―といった視点が 必要ではないかと主張(遠吠え)してきた。…

偶然を支配するものー私の宗教観(Y-19)

「この世はみな偶然の産物である」 こんな言葉を平気で口にすることができるのは、 私がいわゆるインフルエンサーではないからで、 もしそうなら、宗教を信じる人たちーとくに一神教の信者からの、 集中砲火を浴びることになるかもしれません。 しかし、考え…

”ファクターXes” なのか?(J-26)

取材活動に制約があるのか、新聞・テレビのニュースがショボい。 ところが、記事や番組の内容は、むしろ充実している。 特集記事やアーカイブスのおかげなのだが、それは、 ほとんど役に立たず、真偽さえ定かでない、いわばジャンクのような 情報の洪水に流…

AIと「こころ」(Y-18)

DNAの二重らせん構造を発見して、1962年のノーベル医学生理学賞を受賞した F.クリックは、1994年に著した「The Astonishing Hypothesis」(驚くべき仮説: 邦題「DNAに魂はあるか」)のなかで、こう述べています。 “私の言う「驚くべき仮説」とは、 あなた-…

ファクターXが見えてきた?(J-25)

ファクターXというのは、 誰もが知るノーベル賞受賞者山中先生から出た言葉である。 “日本の新型コロナ感染被害が、その対策の甘さに比して緩やかなのは、 何らかの知られざる要因が隠されているに違いないという主張だ。 山中先生は、文芸春秋6月号の橋下…

注目すべき情報を何故無視するのか(J-24)

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のチームが、注目すべき事実を発表した。 この大学、今や信用ならないWHOに代わって、最も信頼される存在なのだから 重みがある。 医学分野のノーベル賞受賞者は16人を数え、未だ感染者ゼロという岩手県の、 達増拓也知事…