2020-01-01から1年間の記事一覧
終業式に卒業式、 桜の開花に3連休、 これだけ揃えば、若者にとっては啓蟄だ。 ぞろぞろ這い出して来るのも無理はない。 ”今日一日くらいはいいだろう” と誰かが思い、そして僕も私もと広がって、 この連休、若者の街はにぎわった。 これが東京都の感染者急…
”舌の根の乾かぬ内” というべきか、 はたまた、”君子豹変す” というべきなのか、 予定通りの開催を目指すと宣言していた総理が、 3.24 IOCのバッハ会長と電話会談して 東京オリンピックの延期を決めた。 世間は”予想通り”と見え 落ち着いたもので、 株価は反…
我が国では、災害や危機あるいは大事故や大事件が起きるたびに、 ”専門家“と称される不思議な人物(たち)が登場する。 その人(たち)は、その道のエキスパートらしいのだが、 一般大衆の前に立つことはなく、 その見解なり提言なりは行政府やメディアなど…
近年 “本離れ” あるいは “活字離れ” が進行しているそうで、 ときどき、出版界の嘆き節が聞こえてきます。 統計資料を覗いてみると 確かにその通りなのですが、 さほど騒ぐほどでもないような気もします。 大きく発刊点数を下げているのは、 週刊誌・月刊誌…
この樗木の遺言では、 私自身が影響を受けた名言をいくつか取り上げていくつもりですが、 名言との出会いって、 どこか男女の出会いに似ていると思いませんか? その名言に初めて出会った瞬間、 ハートを鷲づかみにされたような気持ちになることもあれば、 …
大河ドラマ(麒麟が来る)の違和感 私は昔からの大河ドラマファンで、 「花の生涯」や「花神」などは、 今でも忘れられないシーンがいくつかある。 ところが、このところずっと “イマイチ” が続いている。 今年の「麒麟が来る」は、 従来のヒールがヒーロー…
どうにもならない憲法の違和感 日本人であるにもかかわらずと云うべきか、 日本人であるがゆえにと云うべきか、 私は「日本国憲法」を好きになれないままに 年老いてしまいました。 初対面は中学3年生のときだったでしょうか、 その時抱いた違和感は今も消…
今日 「春のセンバツ中止」が決定された。 予想していたことではあるが 悲しい。 これに対する 球児たちのコメントが立派すぎて 思わず涙が出た・・・私だけではあるまい。 今日はまた 3.11 ということで COVID-19 関連の話題は少し控えめであったが このと…
遺言シリーズとは別に、時事問題や最近の世相に感じる ”違和感” を「爺怪説」シリーズとしてとりあげてみたい。 その第一回(J-1)である。 昨年末中国で発生した 新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない。 中国そのものは ようやく下火になりつつあるのだ…
”遊びをせんとやうまれけむ 戯れせんとやうまれけむ 遊ぶ子供の声聞けば わが身さえこそ動がるれ” これは後白河法皇がその編者であるとされる 「梁塵秘抄」の中の 有名な一首です ここにいう「遊び」は 「game」あるいは「play」といったイメージだと思いま…
私は無神論者ではありませんが 天国だとか極楽だとかをイメージすることができません 「阿弥陀経」には極楽の様子が詳しく述べられていて そこはあらゆるものが金銀宝石で出来ており 美しい花が咲き 心地よい音楽が流れ 珍しい鳥たちが歌い 何の不自由もなく…
ラグビー・ワールドカップと渋野日向子の全英優勝で湧いた令和元年最後に衝撃的なニュースが伝えられましたそれは アフガニスタンで長年にわたり医療と農業の支援活動をしていた中村哲さんが 武装グループに襲撃され死亡するという悲報でした 中村さんはこれ…
はじめに 散歩道の川沿いにセンダンの木がポツンと一本棲みついているとても成長が早い。この木をみるたび 私の脳裏に故郷の小学校の風景がまざまざと蘇るその中心にあるのは 他に何もない校庭にそびえたつ栴檀の大木だ緑の葉が生い茂り、黒々とした日陰を映…