今回のブログは、
4月1日のデータをもとにして 2日に一旦書き上げたものだが、
2日当日の感染者数が3日連続となる記録更新で、
オーバーシュートの気配も感じられる様相だったので、
笑われるだけかと思いアップするのを中断したものである。
ところが、今日3日の感染者数などの途中データを見ると、
案外落ち着いていて、明らかに感染爆発は始まってはいない。
楽観はできないが、何とか持ちこたえているように思う。
それに、このあとがどうなるにせよ、
4月1日の時点で思ったことは思ったこととして、残すのも悪くない。
そう考えて、修正せずにアップすることにした。
以下のとおりである。
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「一に検査二に検査」と言い続けていた、テレ朝モーニングショーの
どうやら聞き逃したらしいのだが、
“もう終わった議論”だとあっさり方向転換をしたらしい。
その理由が、
”複数の関係者から「検査を増やす」という発言があったから”だという。
「えっ?」と思わず私は耳を疑った。
ここは「増やすと言いながらちっとも増えてないではないか!」
と、さらに追及するのが玉川さんらしくはないか。
まあ「思い違いをしていた」とは絶対に言わないだろうが、
もうひとつ、
「ドイツの致死率の低さ」を何度も絶賛していた件は
どう収めてくれるのだろうか。
こちらも、”終わった議論“で片づけるつもりなのだろうか。
今回のようなパンデミックに対する行政府等の対応を、
感染者の致死率で評価するのはそもそも理屈に合わない。
致死率ではなく、死亡数そのもので評価すべきなのだ。
どうしても致死率を比較したいのであれば、
感染者数でなく、その国の人口を分母とした死亡率とすべきだ。
それを示したものが下表である
(4月1日12:00のデータによる)
|
死亡数 |
人口 |
死亡率 |
倍数 |
日本 |
60 |
126.50 |
0.47 |
1 |
独 |
920 |
82.90 |
11.09 |
23 |
米 |
4757 |
327.35 |
14.53 |
31 |
伊 |
13155 |
60.48 |
217.51 |
459 |
中 |
3318 |
1395.38 |
2.38 |
4 |
注:人口と死亡率は 1/100万 の数値で表示
この表のとおり、死亡数を人口比として比較してみると、
日本を1とすれば、ドイツは23倍、イタリアに至っては459倍もの死者を
出していることになる。
国民を油断させないために、行政府や専門家は危機を強調しているが、
今のところ日本はなんとか持ちこたえているとみてもよさそうな段階だ。
2020.4.01