当ブログの第1回、のテーマは、
「人生は途中で終わるもの」であり、
第2回は「人は死なない」であった。
まさにそれを証明するかのような
「変なおじさん」の急死である。
マルチタレント「志村けん」は、今月17日から
体調を崩し、20日入院、23日新型コロナ感染判明、
そして29日23時10分、人工心肺装置を付けた状態で
意識を回復することなく永眠した。
芸能界の喪失感は尋常ではなく、
その動揺ぶりは、
いかに彼の存在が大きかったかを、物語っている。
そして皮肉にも彼の急死は、
新型コロナに対してこれまでに発せられたいかなるメッセージよりも、
大きなインパクトを与えたに違いない。
ただ、冥福を祈るばかりであるが、
私の中では、「志村けん」は死んではいない。
むしろ、新型コロナの犠牲者となって
まさしく、“人生を途中で終えた”ことによって
人々の心の中で、“伝説のコメディアン”として
生き続けるに違いない。
新型コロナの攻撃に対して、いまだ有効な反撃力を持たない
私たちとしては、ここが我慢のしどころである。
-合掌―
2020.3.31