樗木(ちょぼく)の遺言と爺怪説

愛国的好奇高齢者の遺言と違和感をエッセイ風に・・・

WBCの勝利と未来(J-131)

3月22日、マイアミで行われた第5回WBCの決勝戦で、日本代表「侍ジャパン」が前回 優勝の米国チームを下し頂点に立った。 その最後のシーンは、“歴史的な映像”としてこの先何度も目にすることになるだろう。 決勝戦、日本は3-2と1点リードして9回表を迎…

サクラサクWBC(J-130)

球春という言葉は「広辞苑」には載っていない。しかし、よく目にする言葉でもある。 一般的には、プロ野球チームがキャンプをはり、オープン戦が始まる頃を言い、なんと なく桜の開花と合わせて”もうすぐだな“という気分が徐々に高まるシーズンである。 とこ…

ペンと剣(Y-47)

「ペンは剣よりも強し」という言葉があります。 一般に、“文は武に優る”という意味で使われていますが、現代民主主義の世界において は、“言(論)は権(力)に優る”という意味に特化されているようにも思われます。 とくにメディアの世界に生きる人たちには…

魂の衰弱(Y-46)

月刊誌「文芸春秋」の1月号は、“創刊100周年新年特大号”としていつもより存在感を示 しながら売り場に並んでいた。文豪菊池寛が“頼まれてものを言うことに飽いた”と言っ て1923年(T12)に同人誌「文芸春秋」を創刊してから100周年になるという。 記念号の大…

「どうする家康」「どうする日本」(その3)(J-129)

この正月、近くの山に登った。山と言ってもトレッキングコースの途中にある1時間ほ どで登れる山なのだが、それでも、南には名古屋方面の市街地、北には恵那山や御岳山 が望める眺望の良さもあって人気がある。家族連れも多いが、そのお目当ては頂上のベ ン…

「どうする家康」「どうする日本」(その2)

古今東西、民の願いは「安寧」であり、国家或いは為政者が国民に提供する最大の福祉 事業は「安全保障」に他ならない。 50年前、イザヤ・ベンダサン(山本七平)は「日本人とユダヤ人」の中で、”日本人は 安全と自由と水はタダだと考えている“と”平和ボケ“に…

「どうする家康」「どうする日本」(その1)

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、好評のうちに幕を閉じた。しかし私的には、物語の進 展とともに“このタイトルはどうも内容にマッチしていないのではないか”という違和感 があった。この13人が後の泰時の時代に設置された「評定衆」の元となる「13人の宿老 (…

たかがランキングされどランキング(J-126)

“4年に一度世界が熱狂する”と言えばかつてはオリンピックしかなかったが、近年はこれ に替えて「FIFAワールドカップ」を挙げる人が多いかもしれない。そこまでではないと しても、勢いの差は歴然としている。サッカー人気の秘密はどこにあるのだろうか。 第…

「救済新法」はメディアのミスリードだ(J-125)

12月10日、土曜日にもかかわらず参院本会議が開かれ、異例のスピードで新たな法律が 誕生した。「法人等による寄付の不当な勧誘の防止等に関する法律」である。 しかし、この名を聞いて「あれ?」と思った人もかなりいるのではないだろうか。 これまで大手メ…

世界の王室(その2)アジア編(Y-45)

前回の欧州編に続き、アジアの王室を見てみましょう。 アジアの君主国は、日本、タイ、カンボジア、ブータン、ブルネイ、マレーシアの6ヵ 国ですが、やはりそれぞれに悩みを抱えています。 先ずはホットなところでマレーシアから・・・。 マレーシア マレー…

世界の王室(その1)欧州編(Y-44)

ノルウエー あまり大きなニュースにはなりませんでしたが、11月8日ノルウエー王室がルイーゼ王 女(51)の公務からの離脱を発表しました。 王女は現国王ハーラル5世の長女で、2002年作家のアリ・ベーン氏と結婚し3女を儲けま したが、16年に離婚、ベーン氏は…

歴史問題の肝所(Y-43)

いわゆる「歴史問題」は、話題になる度に私たちを重苦しい気分にさせてきました。 テーマとしては、慰安婦、靖国、徴用工、教科書などが挙げられますが、これらはいず れも似たような経緯をたどっています。代表的なパターンを示すとすれば、 (朝日新聞をは…

マイナカードのこれまでとこれから(J-124)

今月13日、政府は現行の健康保険証を2024年秋に廃止して、マイナカードと一体化した 「マイナ保険証」に切り替える方針を打ち出した。 ところが、総務省が19日に発表したように、マイナカードの普及率は、2016年1月から 6年9か月をかけて、ようやく50%越え…

二刀流の完成と伸びしろ(大いなる感謝と愛をこめて)(J-123)

MLBへの関心がほぼポストシーズンへと移り、10月5日のエンゼルス対アスレチックス の最終戦はただの消化試合になると思われていたが、思わぬ注目を集めることになっ た。この試合に、大谷選手が規定投球回数到達をかけて先発登板することになっていた からで…

○○の秋(J-122)

1000年の昔、清少納言は後世に残る「枕草子」を“春はあけぼの・・”と書き起こした。 数ある文学作品の中でも、これほど知られた書出しはないかもしれない。 しかし、じゃあ夏は?秋は?冬は?と聞かれると、自信をもって答えられる人は案外少 ないのではない…

日本の少子化と世界の人口問題(Y-42)

諸悪の根源は少子化にあり、これさえ解決すれば年金も経済もすべてがうまくいくと主 張する人たちがいる。そして、その解決策は”多子化“であると当然のごとくに言う。 さらに、「子供1人につき1000万円の支援金を出すくらいの政策が必要だ」などと無責 任な…

国葬について考えてみた(J-121)

まさか“検討士”の汚名を雪がんとした訳でもあるまいが、岸田総理にしては珍しい即断 即決が、自ら泥沼に足を踏み入れたような事態を招いている。 他でもない、安倍元総理の国葬問題である。 それも、総理が決意発表した直後は賛成派が多かったのに、今や反対…

教訓には賞味期限がある(Y-42)

9月5日、静岡県の認定こども園で3歳の女児が、約4時間も送迎バスの中に置き去りにさ れ、熱射病で死亡するという事故が発生した。女児は衣服を脱ぎ水筒は空になっていと 聞けば、その痛ましさは限りなく怒りさえこみあげてくる。 家内の第一声は「去年もあっ…

MVP 気になる行方(J-120)

8月の終わり、大谷が所属するエンゼルスは、ホームに東部地区首位を独走する人気の ヤンキースを迎え、今シーズン最後の3連戦に臨んだ。 しかし、チームは既にポストシーズンへの望みを完全に絶たれており、果たして観客が 足を運んでくれるかどうかというこ…

あずきバーが呼び覚ました記憶(Y-41)

「あずきバー」という名の氷菓がある。 1973年に井村屋が売り出して以来人気は衰えず、国民的商品とも言われるほどの存在感 を保ち続けている。固いのが特徴なので、「やわらか~い!」という誉め言葉しか知ら ないような今どきの若者には不人気かもしれない…

統一教会とメディア(J-119 )

長らく世の耳目を集めてきた問題と言えばコロナとウクライナであるが、この7月から は「旧統一教会」がそれに加わっている。とくにTVの世界では、ニュースもワイドショ ーもこの“3本建て”が定番となっている。いずれも出口が見えないものの、コロナは感染 者…

女子ゴルフ界に大型新星(J-118)

先週の「NEC軽井沢72」では昨年プロ入りしたばかりの岩井千怜(20)が初優勝し、 またまたニューヒロイン誕生に湧く女子ゴルフ界であるが、海の向こうから更なるビッ グニュースが飛び込んできた。アマチュアゴルフの最高峰ともいうべき「全米女子アマ 選…

百花繚乱の女子ゴルフ(J-117)

今年の全英女子オープンゴルフは、南アのA.ブハイが韓国の田仁智(チョンインジ)と のプレーオフを制して優勝した。3年前に渋野日向子と最終組で回った彼女が、再び最 終組で相まみえるというありえない展開の末、33歳にして悲願のアメリカツアー初の優 勝…

ウィルスプラネット(J-116)

新型コロナの感染が第7波に突入し、過去最大の大波となっている。 7月23日には1日の感染者数が20万人を超え、そろそろ下がり始めてもよさそうなものだ が、今日も各地域で最多記録更新が続いている状況だ。 だが世界を眺めてみると、このような局面にあるの…

チコちゃんに叱られる(J-115)

車で1時間ほどのところに弟が住んでいて、2,3か月に1度くらい肴持参で飲みに来る。 楽しみにしているのだが、“職場の関係者にコロナが出た“ということで、しばらく来訪 が途絶えた。 「ワクチンも打ってるし、陽性になっても免疫が強化されるだけだから、こ…

言論に異議あり(J-114)

7月8日、安倍元総理が奈良市で参院選の応援演説中、暴漢の凶弾を浴び死亡した。 “最も安全な国”ともいわれる日本で起きたこの事件は、“信じがたい惨劇“として世界に 衝撃を与えたが、ある意味”日本らしさ“をも漂わせている。 その一つは、犯行に使用された銃…

バレーボールが熱い(J-113)

「1972ミュンヘン・オリンピックで、男子が「金」女子が「銀」を獲得した団体競技と いえば?」・・・・クイズ番組にでも登場しそうなほど遠い記憶となってしまったこの 答えはバレーボールである。かつては“お家芸”とまで言われ人気を博したこの競技が、 長…

もう一つの参院選=SNS上の戦い(J-112)

前回のブログは、政党要件を満たしている既存政党についてしか述べていない。 新聞やTVが概ね対等に扱ってくれる、いわば表の参院選だ。 しかし、今回選挙がいつもと違うように感じられるのは、従来は「諸派」として「泡 沫」扱いされてきた政治団体が裏(SN…

参院選を色眼鏡で見る(J-111 )

第26回参院選が6月22日に公示され、7月10日の投開票に向けて18日間の戦いが始まっ た。前国会における立憲民主党の内閣不信任決議案が不発に終わったこともあって、 いささか盛り上がりに欠けるが、いつもと様子がちがうような気もする。立候補者数が やたら…

もう少し長生きしてみたい理由(J-110)

世に言う”新聞離れ“は自分の中でも進行中だが、今も必ず目を通す欄がある。 毎日新聞の川柳欄である。投稿者は年配の人が多いらしく、(…だよな)と思わず膝を 打つことがしばしばである。 無断で紹介させていただくが、6.11の岡良氏の次の句もその一つだ。 …